
[タイプ1]スタンダードコネクターの標準接続方法
- チューブ先端を直角に切断します。
- キャップを少し緩めたのち、チューブ先端をキャップとOリングの穴に差し込み(下図A・B参照)、コネクターボディに突き当たるまで押し込んでキャップをしっかり締め付けます。チューブが差し込みにくい場合は一旦キャップを取り外し、手でOリングの穴へ通します。
- キャップを締めるに従いOリングはボディの円錐形中心へ圧迫・圧縮され、チューブはしっかりと外側から固定されます。1.でチューブを直角に切断することで先端がボディにうまく密着します。
- チューブ外径1~2mmではOリングを3個、2.5~4mmはOリング大のみ2個使い、Oリング小は不要です(下図A・B参照)。
- チューブ接続耐圧はチューブサイズ・材質、キャップの締め具合により多少変動しますが、一般的に340kPaです。
注意:軟質チューブは肉厚であれば接続できますが、キャップを強く締めすぎた場合にチューブがへこみ液漏れすることがあります。

[タイプ2]スタンダードコネクターの耐圧用接続方法
上記[タイプ1]では液漏れする可能性がある場合に図CのようにキャップとOリングを差し込んだのち、チューブ先端にフランジメーカーキットなどでフランジ(フレア)を作ります。これによりチューブとOリングの密着性が高まり、きれいなフランジであればOリングは接液しません。Oリングはチューブ外径に合わせて2個または3個使用([タイプ1]参照)。チューブ接続耐圧は一般的に5MPaです。
[タイプ3]オールフッ素樹脂コネクターの接続方法(加熱式)
チューブ先端に装着したPTFEコーンはキャップを締めるに従いコネクターボディの円錐形中心へ圧迫・圧縮され、よりチューブに密着し隙間なく接続されます。チューブ外径に合わせたコーンが別途必要で、チューブ接続耐圧は一般的に340kPaです。- チューブを弱い炎で温めながら左右にゆっくり引っ張り、少しずつ伸ばします(下図D参照)。
- チューブが冷えてから伸びて最も細くなった部分を切断します(下図E参照)。
- チューブ先端をキャップ、コーンの順に差し込み、チューブがきつくなるまでしっかりとコーンへ押し込みます。
- コーンの先から出たチューブを直角に切断します(下図F参照)。

[タイプ4]オールフッ素樹脂コネクターの接続方法(非加熱式)
加熱によるチューブの変性を避ける場合にお勧めします。- カッターナイフなどでチューブ先端を約3cmにわたり斜めに削ぎ落とします。
- チューブ先端をキャップ、コーンの順に差し込み、コーンがチューブ切断面より中に入るまで押し込みます。
- コーンの先から出たチューブを直角に切断します(下図F参照)。
- チューブ先端に装着したコーンはキャップを締めるに従いコネクターボディの円錐形中心へ圧迫・圧縮され、よりチューブに密着し隙間なく接続されます。
注意:フッ素樹脂チューブは成型収縮率が大きく誤差があります。2.で押し込めない太目のチューブは先端をプライヤーなどで引っ張る工夫が必要ですが、接続はしっかりします。
コーンの穴をスムーズに滑るような細目のチューブは、ワンサイズ小さい穴径のコーンで上記[タイプ3]の接続方法をお勧めします。

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